気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2007年10月10日付
●国交省8整備局、「公募」骨抜き独占受注 道路管理関連天下り甘き法人へ「実績」掲げ民間排除(読売・1面)
●空港に放置、駐車料金未回収、7000万台、成田・関西規定改め90日で売却(読売・34面)
●ETC車専用インター新設、国交省方針、全国200-300カ所 当ては道路財源(朝日・1面)
●道路財源 首相「一般化」に理解「閣議決定に沿って運用」(朝日・9面)
●東レが炭素繊維の開発強化 自動車部品向けに生産集約(毎日・8面)
●今度の新カローラは「箱形」(毎日・8面)
●路線バス27キロオーバー、覆面パトが検挙(毎日・31面)
●バイオガソリン大阪でも販売開始(産経・2面)
●国内販売苦戦、トヨタ下方修正、19年計画「160万台半ばに」(産経・9面)
●FブラジルGP ウィリアムズ・トヨタ 中嶋起用(産経・23面)
●東京モーターショー 環境、燃費「優しさ」競う ハイブリッドや電気自動車、ホンダなど3社が発表(東京・8面)
●マツダ「デミオ」生産、タイに新工場(東京・8面)
●日産ブランド、韓国で展開へ(東京・8面)
●ロシア、中国車工場認めず、技術導入メリットなく(日経・9面)
ひとくちコメント
東京モーターショーの開幕まであと2週間。自動車各社の出展傾向が見えてきた。きょうの各紙はホンダ、ダイハツ工業、富士重工業(スバル)の出展概況を掲載。東京は「環境、燃費『優しさ』競う」との見出しで、キーワードを絞り込んで取り上げている。
このうち、ホンダは衝突時の衝撃を和らげるため、車体にシリコーンを使った燃料電池車『PUYO』(プヨ)を出展すると発表。柔らかなボディ、上半分をガラス張りにし視界も広くした「つぶらな顔で、ペットのようにかわいいデザイン」としている。開発担当者は「人とクルマの未来が明るくなるように」と語る。
だが、折しもトヨタの渡辺捷昭社長が「国内販売は大変厳しい」との悲観的な見通しを明らかにしている。環境、燃費の「優しさ」で、どこまで消費者の購買意欲を刺激できるのか、出展各社は話題づくりに躍起になっている。