愛知県警は9月27日、愛知県北名古屋市内で帰宅途中の女性へ対し、故意にクルマを衝突させるなどして襲撃。現金を強奪していた30歳の男を強盗傷害容疑で逮捕した。付近では同様の事件が2件発生しており、警察では余罪についても調べを進める方針だ。
愛知県警・西枇杷島署によると、事件が起きたのは9月26日の午後11時40分ごろ。北名古屋市弥勒寺西付近の市道を歩いていた25歳の女性に対し、後方から接近してきたクルマが低速で衝突した。女性は路上に転倒。クルマを運転していた男は、倒れていた女性を棒状のもので殴打し、現金約2万5000円の入ったバッグを奪って逃走した。女性は胸部骨折などの重傷を負っている。
警察では強盗傷害事件として捜査を開始。女性は逃走するクルマのナンバーを目撃していたが、付近の捜索を行ったところ、現場から約800m離れた場所で容疑車両を発見。運転していた30歳の男に職務質問を実施したところ、容疑を大筋で認めたことから強盗傷害容疑で逮捕した。
今回の現場と隣接する名古屋市西区内では9月8日と10日に同様の襲撃事件が発生している。警察では手口が似通っていることから、この事件にも男が関与した可能性が高いと判断。余罪についても厳しく追及している。