日本化薬が発表した2007年6−8月期(第1四半期)の連結決算は、当期純利益が前年同期比16.0%減の17億9000万円と減益だった。
売上高は同1.7%減の350億3800万円と減収だった。触媒事業はアクリル酸製造用触媒が好調だったほか、機能性材料事業も順調だったが、光学機能性フィルムなどが低迷した。
セイフティシステムズ事業は、エアバッグ用インフレータ、シートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレーターが好調で前年を上回った。収益面でも増益だった。
全体の営業利益は同3.3%増の32億8900万円と増益だったものの、経常利益は同14.1%減の33億4900万円と大幅減益だった。
通期業績見通しは前回発表したものを据え置いた。