米国のデュポン社は、ケブラー高機能パラ系アラミド繊維の生産を拡大する計画を発表した。
同社は約5億ドルを超える投資で、数段階にわたる生産拡大を計画している。手始めに今年後半、ヴァージニア州リッチモンドにあるケブラーポリマー生産施設を拡張する。
パラ系アラミド繊維の販売で世界をリードするデュポンは、今回の生産拡大により、計画が完了する2010年にはケブラーの生産能力が25%以上向上すると予想している。ケブラーが販売開始された1965年以来の最大規模の拡張となる。
計画の今後の進捗状況については後日発表する予定。