20日から始まった『東京ゲームショウ2007』ではクルマ・レース系のゲームや周辺機器なども数多く出展されていた。中でも注目は、カナダのD-BOX Technologies社が開発したモーションゲーミングチェア『GP-200』だ。
バケット型のシート全体がアクチュエーターによって細かく動作する仕組みで、ゲームと連動して、路面からの振動や、接触時の衝撃などが伝わってくるようになっている。
そのリアルさは路面が舗装面か、石畳か、または未舗装かといった違いがわかるほど。クルマに乗ってどんなところを走っているか、ということが目を閉じていてもわかるのだ。
価格の方もそれなりで、1万4000米ドルもする。20日のレートだと160万円以上というわけだ。なお、日本国内の販売代理店はまだ決まっておらず、直接申し込むことになる。日本語のメールでも対応してくれるとだ。
最大の問題点は、対応ゲームが少ないこと。現在は、米IMAGE SPACE社開発のWindows用レースゲーム『RFACTOR』のみとなっている。シートにリアルに衝撃を加えたり振動させたりするためには、そのために専用のプログラムを加える必要があるそうだ。
なお、D-BOX Technologies社のブースは、3ホールの海外パビリオン内のカナダゲーム(3-N12)にある。
D-BOX Technologies URL
http://www.d-box.com/
東京ゲームショウは、21日までビジネスデーで、22日・23日が一般公開。当日入場券は、一般(中学生以上)が1200円、小学生以下は無料だ。