7日深夜、山口県防府市内の市道を歩いていた84歳の女性が後方から進行してきたとみられる乗用車にはねられて死亡する事故が起きた。警察では現場に落ちていた破片などから容疑車両を特定。9日までに養護学校教諭の女をひき逃げ容疑で逮捕している。
山口県警・防府署によると、事故が起きたのは7日の午後11時30分ごろ。防府市西浦付近の市道を歩いていた84歳の女性が、後方から進行してきたとみられる乗用車にはねられた。女性は路上へ転倒した際に胸部を強打。心臓破裂が原因で即死した。
クルマは現場から逃走。警察では現場に落ちていた破片から車種を特定。近隣の修理工場に容疑車両が持ち込まれている可能性も視野に入れて車当たり捜査を実施。山口市内に在住する53歳の養護学校教諭の女が事件に関与したと断定し、9日までに自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。
現場は片側1車線の直線区間。街灯が少なく、夜間の見通しは若干悪いという。女は友人宅に向かう途中で事故を起こしており、警察では逃走の動機について女を追及している。