「グローバルのトップマネジメントにもここの展示室も見てもらっているが、こういうものを置いてほしいとか、新製品ができたので日系メーカーにプロモートしてほしいといった注文が多くなった」と話すのは、デュポンオートモティブセンターの石岡治道センター長だ。
デュポンといえば、世界第2位の化学会社で、自動車用の素材を数多く提供している。その日本法人が2005年11月、名古屋市東区にオートモティブセンターをつくった。そこには展示室があり、自動車に関係するデュポンの素材や製品が数多く並んでいる。
国内の自動車関係者にも好評で、デュポンへのアクセスが容易になり、話をしやすくなったとの声も多く出るようになった。商談や打ち合わせをするのでも、製品を見ながら話ができるので、「話が具体的になり、いろいろなアイデアが出るようになった」と石岡センター長も喜んでいる。
来客数は月に100人、会社数にして約30社に上っている。そしていま、リニューアルを進めており、9月末にはさらにいいセンターに生まれ変わる予定だ。