フランスのPSAグループは4日(現地時間)、2010年までと、2015年までの中期経営計画を発表した。
PSAグループは2010年までに、年間400万台の販売台数を達成する。2006年は336万台で、ここから70万台弱の上積みをめざす。その内訳は欧州で40万台、ロシアを含む他地域で30万台。そのために、2007年から2010年までの4年間で、53の新モデルを発売する計画。
さらに、売上高に対する営業利益率を、2006年の2%から、2010年までに、5.5−6%までに引き上げ、さらに2015年に6−7%とする計画を立てている。この計画により、2015年には、PSAグループはヨーロッパでもっとも競争力のある自動車メーカーになるという。
同じフランスのライバル、ルノーも、2009年までに販売330万台、営業利益率6%達成をめざす「ルノー・コミットメント2009」を掲げている。両社ともに、計画の達成如何では、欧州自動車業界に新たな再編劇が起こるかもしれない。