飲酒運転逃れで逃走、はねた女性を160mひきずる

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1日未明、大阪府東大阪市内の市道を直進しようとしていた乗用車が、右折しようとしていた原付バイクと衝突した。クルマはバイクを運転していた女性を底部に挟み込んだまま走行、女性は重傷を負っている。クルマを運転していた女は飲酒運転だった。

大阪府警・布施署によると、事故が起きたのは1日の午前2時40分ごろ。大阪市菱屋西5丁目付近の市道交差点を直進しようとした乗用車が、右折してきた40歳女性の運転する原付バイクと出会い頭に衝突した。

バイクは押し出されるようにして転倒。運転していた女性は路上に投げ出されたが、クルマはこの女性をはね、さらには底部に挟み込んだままの状態で約160m走行した。女性は右足などを骨折する重傷を負った。

クルマはさらに1kmほど走り続け、この間に別のクルマ2台と次々に衝突。走行不能となって立ち往生していたところを通報を受けて駆けつけた同署員に発見された。運転していた35歳の女と、助手席に同乗していた34歳の男から酒気帯び相当量のアルコール分を検出。全身強打の重傷を負っていることから近くの病院に収容されている。

警察では酒気帯び運転の発覚を逃れて逃走したものとみて、女の回復を待って危険運転致傷容疑で逮捕する方針だ。また、同乗していた男についても飲酒運転幇助容疑で事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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