住友商事は、東日カーライフグループのリース事業を展開する子会社のエース・オートリースを子会社化すると発表した。エースが実施する第三者割当増資を住友商事が引き受ける。
エース社は東日の連結子会社だが、住友商事に対する第三者割当増資後は、住友商事の連結子会社となり、東日の持分法適用会社となる。
エースは、東日傘下の東京日産が販売に力を入れている自動車リース事業を展開している。東日の業績が悪化していることもあって債権流動化による資金調達の多様化、財務体質の強化などを図るため、住友商事と資本提携するのが得策と判断した。
住友商事はエースが実施する約17億円の第三者割当増資を引き受ける。増資による資金は運転資金に充当する。エースは東日の100%子会社だが、増資後の出資比率は住友商事が70%、東日が30%となる。
東日では2008年3月期業績に与える影響については算定中で、判明した段階で公表するとしている。