いすゞ自動車は28日、2008年度−2010年度の新中期経営計画を発表した。その記者会見の席上、細井行社長は新たな生産拠点としてインド、北米を検討していることを明らかにした。
インドについては、「新しくつくるのではなく、既存の拠点に出資する」(細井社長)計画で、時期についてはまだ決めていないとのことだ。ただ、いすゞとしては早いタイミングで『エルフ』を投入したい考えで、近い将来決定する可能性が高い。
一方、北米については、すでに米国・アラバマ州に用地を取得しているが、「もう少し様子を見て、米国がいいのか、メキシコがいいのか考えていきたい」と細井社長。
いすゞは2010年度までに前中期経営計画比58%増という積極的な投資を行い、成長戦略への布石を打っていく方針だ。