日本精工、ロボット向け軸受けを開発

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日本精工は、自動車・半導体などの製造分野で世界的に需要が増加している産業用ロボット向け軸受として、クロスローラ軸受に比べて小型・低トルク、高剛性を実現した高機能薄肉アンギュラ玉軸受を開発・商品化したと発表した。

自動車、半導体、一般加工/搬送など、様々な産業でロボットの需要が急増しているが、ロボットは、高い位置決め精度や小型・軽量化、高速性が要求されている。これらロボットの減速機・間接部には、従来からモーメント剛性の高いクロスローラ軸受が使用されているが、クロスローラ軸受は摩擦トルクが大きく、高速回転に課題があった。また、半導体製造装置などの真空環境下での使用では、潤滑寿命の延長が課題だった。

同社は、こうしたニーズに対応したロボット向け高機能薄肉アンギュラ玉軸受を開発・商品化した。新製品は、玉を転動体とした軸受を組合わせることで、トルクをクロスローラ軸受の半分に低減した。内部設計の違いにより、グリース封入量をクロスローラ軸受よりも約1.7倍多くすることができた。これらにより、ロボットの高速化、省エネルギー、信頼性の向上を図った。

また、最適な軸受内部設計と予圧設定により、モーメント剛性が同社製クロスローラ軸受と比較し、1.3倍以上向上した。 これによりロボットの高精度な位置決めが可能となったほか、軸受外径を小さくでき、ロボットの小型化を可能にする。

同社では、新製品をロボット市場で拡販し、ロボット用軸受けとして2010年に年間20億円の売上げを目指す。
《レスポンス編集部》

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