乗用車、トラックなどが相互にコミュニケーションを取り、道路上の安全性を高める「V2V」というテストを行うための研究センターが、自動車の都デトロイトに誕生する。
非営利の研究団体、CAR:センター・フォア・オートモティブ・リサーチと、同じく非営利の業界団体、コネクテッド・ビークル・トレード・アソシエーションの2団体が協同で研究センターを開く。ミシガン州から310万ドルの資金援助を受ける。
ここでテストされる新技術は、「V2V」と呼ばれる自動車間の相互コミュニケーション。
自動車に取り付けられたセンサーから発するシグナルにより、例えば前方で事故渋滞があるなどの情報をいちはやく後方のドライバーに伝えるのが目的だ。また、シグナルは道路工事によるレーン変更、緊急車両の接近なども報せ、交通の流れをスムーズにすることもテストの目的となっている。
ミシガン州交通局もセンターでのテストに全面協力の姿勢で、自動車の都で世界をリードする新技術が開発、普及されることが期待されている。