救急車をタクシー代わりに使用の男を逮捕

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広島県警は7月31日、必要がないにも関わらず救急車の出動を要請し、タクシー代わりに使うなどして消防署の業務を妨害したとして、61歳の男を業務妨害の容疑で逮捕した。男は救急車を呼んだこと自体は認めているという。

広島県警・広島西署によると、業務妨害容疑で逮捕されたのは、広島県広島市西区内に在住する61歳の男。この男は今年2月から4月までの間、呼ぶ必要がないにも関わらず救急車の出動を要請。救急車をタクシー代わりに使おうとした疑いがもたれている。

男は内臓に持病があったが、救急車を要請するときはその必要がない場面が多かったという。当初は「腹が痛い」などとして通報していたが、酒に酔っていたり、病院まで搬送しても治療を受けずに帰ることもあった。広島市消防局は通報の度に必要性を確認。虚偽と判断された場合はタクシーで向かうように指導したが、今度は警察に対して傷害事件などの虚偽通報を行い、警察経由で出動の要請をさせるなど、手口が巧妙化していた。

消防局では「業務に支障が生じ、救急車を必要とする人が困ることにもなる」として、警察に告発。これを受けた同署がタクシー代わり利用と判断される4件について男を逮捕するに至った。

《石田真一》

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