パトカー追跡の乗用車が路外逸脱、2人死傷

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19日未明、蛇行運転を繰り返すなど、飲酒運転の疑いがあるとしてパトカーの追跡を受けていた乗用車が千葉県富里市内の市道で路外に逸脱。工場の外壁に衝突する事故が起きた。クルマは大破し、乗っていた2人が死傷している。

千葉県警・交通機動隊、成田署によると、事故が起きたのは19日の午前1時25分ごろ。富里市内の市道をパトロールしていた交通機動隊のパトカーが蛇行運転を繰り返す乗用車を発見。飲酒運転の疑いがあるとして、信号待ちの際に職務質問を行おうとしたが、クルマは信号が青に変わった瞬間に急加速して走り去った。

パトカーはただちに追跡を開始。クルマは80−90km/hの速度で走り続けたが、富里市高野付近で道路左側の縁石に乗り上げ、コントロールを失ったまま工場のコンクリート外壁に衝突した。この事故でクルマは大破し、運転していた22歳の男性が全身強打で間もなく死亡。同乗していた22歳の男性も頭部を打撲する軽傷を負い、近くの病院に収容されている。

現場は片側1車線の直線区間。警察では速度超過とハンドル操作の誤りが事故の原因とみている。

《石田真一》

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