飲酒運転で当て逃げ、逃走を妨げた被害者をひきずる

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17日夜、香川県高松市内で接触事故を起こした男の運転するクルマが、制止する被害者の男性を約500m引きずったまま逃走する事件が起きた。男性は重傷を負っており、警察では飲酒運転の現行犯で逮捕している。

香川県警・高松西署によると、事件が起きたのは17日の午後10時25分ごろ。高松市国分寺町新居付近の県道を33歳の男性が乗用車で走行していたところ、センターラインを越えてきた対向車が接触。クルマはそのまま走り去った。

男性はUターンして逃げたクルマを追跡。信号待ちしていたクルマに追いついて話をしようとしたが、さらに逃走した。男性はそのまま追いかけて、今度は前方に回りこんで進路を塞ぐ状態でクルマを止め、開いていた窓に手を掛けた状態で話し始めたが、当て逃げした男はそのままクルマを発進させ、男性を引きずったまま走り出した。

クルマは途中で約50km/hまで加速。男性は約500mに渡って引きずられたが、ボンネットによじ登り、その後助手席側から車内に進入。クルマを強制的に停止させた。男性は骨盤などを折る重傷を負っている。

逃走したクルマを運転していた69歳の男からは、呼気1リットルあたり0.3ミリグラムの3アルコール分を検出。通報を受けて駆けつけた同署員が道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕。傷害や殺人未遂容疑でも調べを進めている。調べに対して男は「飲酒運転の発覚を恐れて逃げた」などと話しているという。

《石田真一》

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