ひったくり容疑者の乗ったクルマ、7台と衝突

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17日午前、大阪府豊中市で約104万円が奪われるひったくり事件が発生した。奪った男は目撃者が取り押さえて現金は取り返したが、男は仲間のクルマで逃走した。警察では約1時間後に男を逮捕したが、クルマを運転していた仲間はさらに逃走している。

大阪府警・豊中南署によると、事故が起きたのは17日の午前10時55分ごろ。豊中市服部元町1丁目付近の府道を自転車で走行していた22歳の女性が、勤務する会社の売上金約104万円が入った手提げ袋を若い男にひったくられた。

女性が悲鳴を上げたことから、近くの工事現場にいた男性作業員2人が異変に気づき、逃げる男に体当たりして転倒を誘発。現金入りの紙袋は取り返したが、男は近くに止めてあった仲間のクルマで逃走した。

警察が緊急配備を行い、事件発生から約30分後に大阪市西淀川区内を逃走するクルマを発見。クルマは信号待ちの車列を突っ込むなどして、その後の約15分間に6件の接触事故を起こした。さらに逃走を続けたが、大阪市北区内の阪神高速道路の入口で7件目の衝突を起こした段階で自走不能となって立ち往生。警察ではひったくりを行った22歳の男を窃盗容疑で緊急逮捕している。

クルマを運転していた男は阪神高速道路へ徒歩で逃走。警察では逮捕した男を厳しく追及し、逃げた男の特定を急いでいる。

《石田真一》

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