広州ホンダ、研究所を設立…独自ブランド車を開発

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ホンダは、中国の四輪生産販売合弁会社である広州ホンダ(広州本田汽車有限公司)が、全額出資による研究開発子会社を設立したと発表した。

新会社の名称は「広州本田汽車研究開発有限公司」で、今後約20億元(約300億円)を投じて、約600万平方メートルの敷地に本格的な高速テストコースを併設した四輪車の研究開発施設を建設する。

広州ホンダは、新研究所で新型四輪車の開発を行い、2010年を目標に広州ホンダの独自ブランド車を販売する計画だ。

広州ホンダが独自開発する新型車は、本田技術研究所の支援を受けながら、広州ホンダが主体となり開発するもので、中国市場のニーズを多く取り込んだ独自の商品となる。広州ホンダはこの新型車の販売では、従来のホンダブランドとは異なる広州ホンダの独自ブランドを使用する予定だ。

中国で外資系自動車メーカーが、合弁会社独自のブランドを使った商品の開発を行うのは始めての試みとなる。

広州ホンダは、1999年の稼動開始以来、生産、販売量の増加に合わせて生産能力の拡充、現地調達率の向上、ディーラー網の強化などを進めてきた。今回の研究所設立は、生産、販売に続く研究開発領域においても自立化を推進し、現地に根ざした合弁企業として将来のさらなる発展を目指すための戦略だ。

新型車を開発する広州ホンダ研究開発の資本金は1億8000元(約27億円)で、広州ホンダが100%出資した。

《レスポンス編集部》

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