新しいメルセデスベンツ『Cクラス』のインテリアのなかで注目したいのは、全車に標準装備されるHDDナビと、それをコントロールする「コマンドシステム」だ。
HDDナビのモニターはスタイリッシュな格納方式を採用し、センタークラスター上部の見やすい位置に7インチモニターが納まっている。さらにスピードメーター内に装備されているマルチファンクションディスプレイには、燃費などの車両情報のほかに、ナビのルート案内表示の交差点の名前や交差点までの距離が漢字で表示されるようになり、使い勝手を大幅に向上させている。
メルセデス・カーグループ商品企画部 鈴木栄作さんは「新型Cクラスに搭載されるナビは音声認識性能の高い三菱電機製を採用しました。また、新たに装備されたコマンドシステムは、運転姿勢を大きく変えることなくナビの操作が行なえる便利で安全性の高いシステムです」
「さらにマルチファンクションディスプレイに、右左折の指示や交差点名を漢字で表記できるようになったので、視認性も大幅に向上しました。さらにハンズフリーフォンの機能も、主要携帯電話会社すべての端末で使えるようになっています」
「また、センターコンソールのコマンドシフトのコントロールダイヤルの位置やシフトレバー横のシフトインジケーターなどは、操作性を向上させるために右ハンドル専用に設計されています」という。
確かにこのHDDナビとマルチファンクションディスプレイの使い勝手は、先代を大きく上回っている。しかも、このコマンドシステムが全車に標準装備されているのはありがたい。