23日夕方、埼玉県三郷市内の国道298号で、追突事故を起こしたクルマ(加害者)の逃走を阻止しようとした被害者をボンネットに乗せたまま約200mに渡って走行する事件が起きた。警察ではクルマを運転していた25歳の男を殺人未遂容疑で逮捕している。
埼玉県警・吉川署によると、事故が起きたのは23日の午後5時35分ごろ。三郷市鷹野付近の国道298号で、24歳男性の運転するバイクが減速したところ、後ろから走ってきた乗用車が追突した。男性にケガは無かった。
クルマはそのまま逃走しようとしため、男性はルーフレールをつかんでこれを阻止しようとしたが発進。クルマは男性をボンネットに乗せたままの状態で約200mを50km/h程度の速度で走り抜けた。
最終的には自ら停止し、男性が110番通報。クルマを運転していた25歳の男は駆けつけた同署員に殺人未遂の現行犯で逮捕されている。調べに対して男は「カネを取られると思って逃げた」と話しており、警察では双方から事情を聞いている。