燃費男 宮野滋、省エネチューンを極める

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20日に開催されたアスクネット2007年度の定例総会、会場では“燃費男”こと宮野滋氏による「エンジン洗浄、エコアース、マイクロロンの効果検証ドライブ」と題した記念講演が行われた。

宮野滋氏は熊本市杉村病院小児科部長を勤める医師。ギネスブックにある、イギリス1周約6000Kmを180時間以内に走ってその燃費を競うという挑戦では、6枚の認定証を獲得している。

講演では、1993年にギネスに挑戦、平均燃費30.42km/リットルを記録した、ホンダ『シビックETi』に、省エネチューンを施して燃費を改善させていった記録が報告された。

ギネスに挑戦したシビックは日本に持ち帰り、現在普段使いの車として使われている。走行距離は9万km近くなり、エンジンの違和感を感じていたという。

今回、省エネチューン施す前に行ったテスト走行では19.73km/リットルとこれまでの最悪記録だったという、ここでのテスト走行とは、夜の天草300kmを走行した燃費記録である。

●2006年
12月23日:燃費テスト、19.73km/リットル

●2007年
1月12日:エコ車検で、エンジン内洗浄と省エネオイル交換
1月19日:燃費テスト、24.05km/リットル

2月13日:エコアースの装着作業
3月 9日:燃費テスト、32.91km/リットル
3月13日:燃費テスト、35.22km/リットル
3月18日:燃費テスト、34.45km/リットル

3月20日:エンジンオイルとミッションオイルの交換
3月30日:燃費テスト、41.23km

5月 1日:マイクロロングリース入の新品ハブベアリングに交換
5月 2日:燃費テスト、36.06km/リットル(天候雨)
5月29日:燃費テスト、45.16km/リットル(空気圧3.0bar)

燃費記録をみて、大きな改善が見られたのは、エコアースの装着、新品ハブベアリングへの交換があげられる。

2月13日、エコアース(アーシング)の装着作業を行った。3月9日のテスト走行では、32.91km/リットルと、シビックが好調なときににもでなかった数字が記録された、その効果を信じられなかったのか、3月13日にもう一度走り、35.22km/リットルを記録、3月18日には、300kmキロあるコースのうち250kmをほかの人に運転を任せて計測したところ34.45km/リットルという結果になった。

5月1日、新品のハブベアリングにマイクロロングリースを入れたものと交換。5月29日、タイヤ圧を3.0barに上げ、最高の状態で走り、45.16km/リットルを記録した。

アーシングは電気系統の向上により燃焼改善、ハブベアリングの交換は走行抵抗を減らすことに役立っていることが考えられる。

これらの結果について宮野氏は「結論としてエコアースはシビックETiのVTEC-Eエンジンや私の運転スタイルと相性がよく大幅に燃費を改善することができた」とまとめている。

他のクルマでもこれほどの効果が得られるかは検証が必要かと思うが、最後に記録した45.16km/リットルという燃費は驚異的、“燃費男”恐るべしである。

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