住友ゴム工業は、精密ゴム部品、防舷材、印刷用ブランケットなど産業用ゴム製品を製造する子会社のSRIハイブリッドの加古川工場(兵庫県加古川市)にガスエンジン式コージェネレーションシステムを導入したと発表した。
ESCO事業方式を利用した発電機定格出力1630kWコジェネで、先行した国内タイヤ全4工場のシステム導入に続くもの。グループとして二酸化炭素排出削減を一歩推し進めると、している。
加古川工場では、今回のコージェネ導入に先駆け、2006年8月にボイラーの使用燃料を重油から天然ガスに転換して、コージェネの導入による環境対応とコスト低減の効果を最大限に引き出す取り組みを推進してきた。今回のコージェネ導入で、二酸化炭素(CO2)排出量で前年比28%、エネルギー使用量が11%削減できる見込み。
住友ゴムグループでは、地球環境保全活動を経営の最重要事項のひとつとし、ISO14001に基づく環境マネジメントシステムをグループ全体にわたって構築している。コージェネの導入と燃料転換は、省エネルギー活動やCO2排出量削減の中核に位置づけている。