メタルアートが発表した2007年3月期の連結決算は、売上高が前年同期比16.8%増の244億7200万円と大幅増収となり、過去最高だった。
自動車部品事業が軽自動車関連が好調だったことから順調に推移するとともに、建設機械部門も中国市場の回復、アセアン諸国や欧州の需要増で輸出が伸びた。
収益面では、売上げ増や原価低減はあったものの、新規設備導入に伴う減価償却費、リース料、労務人件費が増加し、営業利益は同0.1%減の10億5000万円とほぼ横ばいだった。経常利益は同4.7%増の11億100万円、当期純利益が同31.9%増の6億5600万円と増益だった。
2008年3月期の業績見通しでは、売上高が同6.2%増の260億円、営業利益が同11.5%減の9億3000万円と増収減益の見通し。経常利益は同22.8%減の8億5000万円、当期純利益が同25.4%減の4億9000万円となる見通し。