日本自動車工業会の張富士夫会長(トヨタ自動車会長)は17日の記者会見で、自工会が検討を進めている自動車諸税の見直し案について「軽自動車をスタートにして排気量に応じて決めていくのがひとつの案かなと思っている」と述べた。
排気量が最小の軽自動車を基点に、排気量に応じて一定の比率で税額が増えるような税体系をイメージしたものだ。ただし、この方式だと現状では軽自動車の税額が低いため、軽の優遇税制見直しが迫られる可能性が高い。
このため、張会長は「杓子定規にやると、現実から離れ、誤解されやすいので精査していきたい」とも語った。自工会は夏までに見直し案を作成し、政府などに提案する計画。