3人死傷の衝突事故を誘発した男に懲役8年の実刑判決

昨年8月、佐賀県唐津市内の市道で、並走するクルマへ故意に幅寄せし、衝突事故を誘発。3人を死傷させたとして危険運転致死傷などの罪に問われた42歳の男に対する判決公判が8日、佐賀地裁で開かれた。裁判所は被告の男に懲役8年の実刑を命じた。

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昨年8月、佐賀県唐津市内の市道で、並走するクルマへ故意に幅寄せし、衝突事故を誘発。3人を死傷させたとして危険運転致死傷などの罪に問われた42歳の男に対する判決公判が8日、佐賀地裁で開かれた。裁判所は被告の男に懲役8年の実刑を命じた。

問題の事故は2006年8月13日の午前1時15分ごろ発生した。唐津市東唐津付近の市道で、56歳の男性が運転する乗用車が道路右側の標識柱に激突。クルマは大破し、前席に乗っていた2人が内臓破裂などで死亡、後部座席の同乗者が右足を骨折するなどの重傷を負った。

当初は単独事故とみられていたが、生存者の証言によってカーチェイスに巻き込まれた末の事故だったことが判明。虚偽の通報を行ってきた41歳(当時)の男がカーチェイスを仕掛けたことがわかり、後に危険運転致死傷容疑で逮捕。検察は同罪で起訴していた。

8日に行われた判決公判で、佐賀地裁の若宮利信裁判長は「被告は約40km/hの速度を保ったまま被害者のクルマに接近し、これを追跡した」と認定した。その上で裁判長は「案内板の支柱に激突させる事故を誘発した運転は、交通の安全や法規を全く無視し危険極まりない」と指摘。「結果は極めて重大で悲惨。被告は今も謝罪や被害の弁償を行っていない」と述べ、被告に対して懲役8年の実刑判決を言い渡した。
《石田真一》

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