曙ブレーキ工業が発表した06年度の連結決算は、最終利益が前年同期比13.2%増の66億3100万円と、大幅増益となった。
売上高は同21.7%増の1731億5900万円で、大幅増収となった。
国内で日産自動車向けの販売不振によるマイナスの影響があったものの、海外事業が好調だったのに加え、北米のアムブレーキコーポレーションの買収とインドネシアのPTトゥリダールマヴィセサへの出資比率引き上げによる連結子会社化による増加効果が影響した。
営業利益は同18.3%増の138億7500万円、経常利益も同10.3%増の121億5700万円だった。原油価格や原材料価格高騰、国内売上げマイナスなどの減益要因もあったが、合理化努力や連結子会社の増加効果で大幅増益となった。
07年度の連結決算業績見通しは、売上高が同2.2%増の1770億円、営業利益が同11.7%増の155億円、経常利益が同7.8%増の131億円、当期純利益が同10.1%増の73億円の見通し。