19日未明、神奈川県相模原市内の国道129号で、道路を横断しようとしていたとみられる女性が複数台のクルマにはねられて死亡する事故が起きた。現場で停車したクルマはなく、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始している。
神奈川県警・相模原署によると、事故が起きたのは19日の午前3時30分ごろ。相模原市田名付近の国道129号を走行していたトラックの運転手から「車道の中央部に血を流した人が倒れている」との通報が寄せられた。
通報を受けて現場に急行した同署員が、倒れていたのが女性であることを確認。女性は顔や腹などを複数台のクルマにはねられており、収容先の病院ですでに死亡していたことが確認された。
現場は片側2車線で、夜間でも大型トラックなどの通行が多い場所。現場に事故を起こしたクルマは停車しておらず、すべてのクルマが逃走したものとみられる。警察では事故の目撃者がいないかどうか調べを進めるとともに、事故が起きた時間帯に現場を通過した可能性の高い車両の特定を行っている。
