時効寸前に女性監禁・暴行事件の容疑者を逮捕

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宮城県警は12日、1997年4月に古川市(現在の大崎市)で女性の運転するクルマを抑止し、自分たちのクルマに引き込んで性的な暴行を加えたとして、別の事件で逮捕歴のある3人の男を強姦致傷容疑で逮捕した。刑事時効まで残すところ3日となっていた。

宮城県警・古川署によると、問題の事件は1997年4月15日未明に発生した。41歳(当時)の女性が古川市(大崎市古川)付近の市道をクルマで走行していたところ、後ろから走ってきた男に「クルマの灯火類が故障している」などと声を掛けられた。女性が確認するためにクルマを降りたところ、数人の男が自分たちのクルマに引きずり込み、車内に監禁した上で性的な暴行を加えた。女性は腕などに全治2週間あまりの軽傷を負った。

男たちは女性を放置してそのまま逃走。警察では女性からの被害届を受けて強姦致傷容疑での捜査を開始したが、クルマが抑止される様子などは第三者から目撃されておらず、捜査は難航。今年4月には10年の刑事時効を迎え、事件は未解決に終わると思われた。

ところが今年1月、別の殺人未遂容疑事件で宮城県警・佐沼署に逮捕された39歳の男がこの事件に関与していたことが判明。男を追及した結果、別の事件で実刑判決を受けて服役中の43歳の男、40歳の男が関与していたこともわかり、12日までに強姦致傷容疑で逮捕した。

《石田真一》

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