8日未明、大阪府東大阪市内の府道を自転車で走行していた女性が、後方から走ってきた乗用車にはねられて死亡する事故が起きた。クルマはそのまま逃走。警察では後に現場へ戻ってきた34歳の男を飲酒運転の現行犯で逮捕している。
大阪府警・布施署によると、事故が起きたのは8日の午前0時25分ごろ。東大阪市柏田東町付近の府道を自転車で走行していた65歳の女性が、後方から走ってきた乗用車と接触した。女性は自転車ごと転倒。衝撃音を聞きつけた近隣住人が通報し、女性は近くの病院に運ばれたが、頭部を強打したことが原因で間もなく死亡した。
女性をはねたクルマはそのまま逃走しており、警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始したところ、約30分後に34歳の男が現場に現れて「何かにぶつかったようだ」と供述。酒臭いことからアルコール検知を行ったところ、呼気1リットルあたり0.45ミリグラムのアルコール分を検出したことから、道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。引き続き、業務上過失致死とひき逃げ容疑でも調べを進めている。
男は前夜から数軒の飲食店で酒を飲んだことを認めており、警察では飲酒量の特定と事故の経緯を調べている。