トヨタ、中国で整備士を育成するためのプログラムを発表

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トヨタ自動車は、中国の自動車整備技術者の育成を支援するための育成プログラムの内容を北京市昌平職業学校で発表した。

モータリゼーションが進展する中国では、自動車の点検や、修理を行う優秀な整備技術者の育成が急務となっている。今回、中国政府が策定したプログラムは、トヨタがグローバルに展開している整備技術の教育カリキュラム「TEAM21」をベースにしたもので、理論だけでなく実践的な内容が特徴だ。中国政府はこのプログラムを当面、全国25校の職業学校に導入する計画だ。

トヨタはプログラム策定への協力に加えて、教科書や教材、車両の提供を行うとともに、同プログラムの受講生の中で、優秀だが経済的に困窮している学生に対する奨学金制度を創設した。

10日に行われた発表式典には、中国政府から教育部職業教育司の劉占山司長のほか、政府及びトヨタ関係者約100人余りが参加した。挨拶に立ったトヨタの稲葉良●副社長は「トヨタの技術者教育のノウハウで、人材育成に貢献できる機会をいただき、感謝している。技術を身に付けた卒業生の皆様が、中国の自動車産業の発展に貢献することを期待している」と述べた。(●=偏:目、旁:見)

《レスポンス編集部》

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