3人重軽傷の当て逃げ事故容疑者を逮捕

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愛知県警は23日、今月5日に愛知県名古屋市中村区内の県道で当て逃げ事故を起こし、乳児を含む3人に重軽傷を負わせたフィリピン国籍を持つ40歳の男を逮捕した。男は「怖くなって逃げた」として、容疑を大筋で認めている。

愛知県警・中村署によると、事故は今月5日夕方に発生した。名古屋市中村区名西通1丁目付近の県道交差点で右折待ちをしていた軽乗用車に対し、後方から走ってきた普通トラックが追突。軽乗用車は交差点中央部に押し出され、直後に対向の乗用車が正面衝突した。

この事故で軽乗用車を運転していた48歳の女性と、同乗していた生後4カ月の男児が重傷。この男児の母親で21歳の女性が軽傷を負い、いずれも近くの病院に収容されている。男児は助手席に座る母親に抱かれており、チャイルドシートは使用していなかった。

追突したトラックを運転していた男は、その場にクルマを乗り捨てて逃走。警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始し、フィリピン国籍を持つ40歳の男が容疑に関係したものと断定。その行方を追っていたところ、男が岐阜県内で働いているという情報を得て、23日午後に業務上過失傷害や道路交通法違反の容疑で逮捕した。

男は「怖くなって逃げた」などと供述。容疑を大筋で認めているという。警察では逃走の動機など、さらに調べを進めていく方針だ。

《石田真一》

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