デンソーは27日、同社が1982年から90年にかけて製造・販売した遠赤外線ヒーター(商品名『エンセキ』)の一部製品から発煙・発火する可能性があるとして、同製品を回収すると発表した。
回収対象となる機種は、1982年9月から88年1月まで販売された『12F』『12FD』と、89年9月から90年3月まで販売された『7FX』の3機種。現在、3万1973台が家庭などに残っている可能性があるという。88年から現在までに、27件で発煙・発火による製品の焼損があった。
1台当たり2万円を支払い、対象製品を回収するとしている。同社は家庭用暖房器具の事業からはすでに撤退している。