トヨタ自動車のインド現地法人であるトヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)は、「モノづくり」の技能を教育する学校「トヨタ工業技術学校」を今年8月に、インド・バンガロールに開校すると発表した。
トヨタ工業技術学校は、能力はあっても経済的理由などで高校への進学が難しい中学卒業生を対象に、「モノづくり」の専門技術を教育することを目的に設立する。
同校は、全寮制で履修期間は3年間。工業科目を履修すると共に、塗装、溶接、自動車組立て、メカトロニクスの4つの専門コースに分かれ技能を修得するほか、トヨタの現地工場での技能実習も行なう。入学金や授業料については全額補助する。
4月初旬より、主にカルナタカ州在住の中学校卒業生を対象に応募を受け付ける。2007年の入学定員は60人。
TKMでは、トヨタ工業技術学校の卒業生が、将来、TKMの生産オペレーションの中核になる人材として活躍することを期待し、TKM入社の門戸を積極的に開放していく。