漫然と車線変更? 九州道で3人死傷

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17日午前、熊本県南関町内の九州自動車道下り線で、車線変更を行ったとみられるワゴン車が、隣の車線を前走していた軽乗用車と接触した。2台とも弾みで路肩のガードロープにも衝突して大破。軽乗用車に乗っていた2人が死亡、1人が軽傷を負っている。

熊本県警・高速隊によると、事故が起きたのは17日の午前11時25分ごろ。南関町小原付近の九州自動車道下り線で、42歳の男性が運転する軽乗用車に対し、右後方から接近してきたワゴン車が接触。2台はそのまま道路左側の路肩に弾き飛ばされ、ガードロープにぶつかって大破している。

この事故で軽乗用車に同乗していた71歳の男性と70歳の女性が頭部強打などを原因とする外傷性ショックで間もなく死亡。運転していた男性も打撲などの軽傷を負った。ワゴン車の2人にケガは無かった。警察ではワゴン車を運転していた44歳の女を業務上過失傷害の現行犯で逮捕。2人の死亡後は容疑を同致死傷に切り替えて調べを進めている。

現場は片側2車線で見通しの良い直線区間。警察では漫然運転が事故の原因とみて、運転していた女から事故当時の詳しい状況を聞いている。この事故の影響により、九州道の下り線は事故現場を含む南関〜菊水インターチェンジ間が約2時間30分に渡って通行止めとなった。

《石田真一》

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