「うちはこれまで6m〜8mのモーターボートを主流にやってきたので苦戦してきた。しかし、新開発の34フィート(10m超)の大型艇を出したので、これから巻き返していく」
こう話すのは日産マリーンの鳴海照芳執行役員だ。同社はパシフィコ横浜で開催された「インターナショナルボートショー2007イン横浜」(15日〜18日)に『N34 Convertible』をはじめ、数種類のモーターボートを出品した。
鳴海執行役員によると、昨年のモーターボート市場は全長8m以下のものが2割減だったが、10m以上のものは4割〜5割増。そこで、業界3位を争っている日産マリーンは大型にシフトし、攻勢をかけることにした。「今年は昨年の2割増を目指す」と鳴海執行役員の言葉にも力がこもる。