12日未明、宮城県本吉町内の国道346号で、道路中央部にうずくまっていたとみられる74歳の男性が進行してきたトラックにはねられた。トラックは一時逃走したが、後に現場へ戻ってきた30歳の男が逮捕されている。
宮城県警・気仙沼署によると、事故が起きたのは12日の午前4時20分ごろ。本吉町猪の鼻付近の国道346号を走行していた運転者から「頭から血を流した人が倒れている」との通報が寄せられた。現場に急行した同署員が死亡を確認。後の調べで倒れていたのは同町内に住む74歳の男性と判明した。
警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始したが、直後にトラックで現場に戻ってきた30歳の男が「何かに当たったかもしれない」と供述。血痕などの確認も取れたことから、業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で逮捕した。
現場は片側1車線の直線区間。事故の状況から、男性は道路中央部にうずくまっていたところをはねられたものとみられている。