不審車両に乗った男、警官に襲い掛かるも発砲を受けて重傷

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9日未明、埼玉県富士見市内の市道で、不審車両に乗った男に職務質問を行おうとした警官に対し、このクルマに乗っていた男がバールを振りかざして襲い掛かってくる事件が起きた。警官は制止する目的で男に向かって拳銃を発砲。男は重傷を負った。

埼玉県警・東入間署によると、事件が起きたのは9日の午前4時35分ごろ。これに先立つ午前4時30分ごろ、ふじみ野市苗間付近にあるゲーム店の侵入警報装置が作動したとの通報が警備会社から寄せられた。現場近くにいた県警・交通機動隊のパトカーが現場に急行。ゲーム店から約600m離れた場所で不審な車両を発見し、停止を命じた。

クルマは停止したが、直後に運転席と後部座席に同乗していた男は逃走。助手席に乗っていた男はバールを振りかざして職務質問しようとしていた50歳の警部補に襲い掛かってきた。警部補は「止めないと撃つぞ」と警告の後、拳銃1発を発砲。これが男の右ひざに命中。そのまま貫通した。男は公務執行妨害の現行犯で逮捕。一時釈放されて病院に収容された。

男たちが乗っていたクルマは盗難車とみられ、警察では男の回復を待ってクルマの入手ルートを追及するとともに、逃げた男2人の行方も追っている。

《石田真一》

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