鋼材38本積載トレーラーを盗んだ男、ケガが回復したので逮捕

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静岡県警は8日、鋼材38本を転売する目的で、これを載せたトレーラーごと盗んだとして、50歳の男を窃盗容疑で逮捕した。共犯の男はすでに逮捕されているが、この男は衝突事故で足を骨折する重傷を負っており、回復を待っての逮捕となった。

静岡県警・藤枝署によると、事件は2月8日未明に発生した。静岡県牧之原市内の東名高速上り線をパトロールしていた高速隊員が不審な大型トレーラーを発見。停止を命じたが、トレーラーはパトカーに体当たりして逃走した

トレーラーは約5分後、藤枝市弥左衛門付近で強引な割り込みを行って大型トラック2台と中央分離帯に衝突。これが原因で積荷の鋼材2本を下り線側に落下させ、避けきれなかった下り線の車両7台がこの鋼材に衝突する二次被害も発生している。

犯行に関わったのは愛知県岡崎市内の工事現場で働いていた3人の男で、トレーラーを運転していた46歳の男が主犯格。今回逮捕された男はトレーラーを盗む際の見張り役で、そのまま同乗していた。これとは別にナンバープレートを手配した男がいたが、これらの存在はいずれも今回逮捕された男の供述によって明らかになっている。

《石田真一》

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