暖冬の東京はお台場に雪上試乗コースが現われた。ダイムラークライスラー日本が一般のドライバーを対象にしたイベントを開催した。(2月17−18日)「メルセデス・ベンツ ウインタードライビングエクスペリエンス」と名付けられたこのイベントは、メルセデスベンツの4WDモデル(4MATIC)の100周年を記念して行なわれたものだ。普段、ディーラーの試乗ではなかなか経験できない雪上での4MATICモデルの実力を体感できるとあって、2日間で2200人のユーザーが訪れたという。試乗コースには雪上コーナリングと雪上坂道発進が設けられ、4MATICならではの安定性の高さや4ESP(スタビリティコントロール)とASR(トラクションコントロール)の効果を安全に体感できるというものだった。我々プレスもコースを試乗できる機会に恵まれ、4MATIC搭載車のハンドルを手にしてみた。コーナーでの安定した走りはもちろん、急な坂道発進でもクルマがうまくホイールスピンを抑制し、アクセル操作に気を使わなくても、まるでドライ路面のような感覚で発進できてしまうのには驚かされた。今後もディーラーレベルのイベントでは開催が難しいといわれる一般ドライバー向け試乗会の開催を検討していくというから、気になる人はダイムラークライスラー日本のウェブサイトでイベント情報をチェックしてみるといいだろう。