NECエレクトロニクスは、2007年3月期の連結決算の業績見通しを大幅に下方修正した。売上高は6950億円を予想していたが、50億円下方修正して6900億円となる見込み。
主力の半導体の売上げが前回の見通しと比べて約80億円下回る見込みなためで、LCDドライバICやパソコン周辺機器向け半導体の需要が減少する見込みなため。
損益では、営業赤字が70億円から300億円に、税引前赤字が190億円から390億円に赤字が拡大する見通し。半導体売上げ減に加えて、生産調整による工場稼動の低下、将来の体質改善に向けて一部開発プロジェクトの集約に伴う費用や資産評価見直しに伴う費用約100億円を計上するため。
最終赤字も250億円から450億円に拡大した。