17日未明、熊本県熊本市内の立体駐車場で、1階にある出口に向かって進行していた乗用車が4階部分のフェンスを突き破り、地上に転落する事故が起きた。クルマは地上に落下した直後に転覆したが、乗っていた2人は打撲などの軽傷で済んだ。
熊本県警・熊本北署によると、事故が起きたのは17日の午前2時35分ごろ。熊本市桜町付近にある自走式の立体駐車場で、6階部分から1階の出口に向けて進行していた乗用車が、4階部分でカーブを曲がりきれずにフェンスを突き破り、そのまま約10m下の地上に転落した。
クルマはタイヤから接地したが、落下の衝撃もあってバウンドして直後に転覆。クルマを運転していた運転代行業者の45歳男性と、助手席に同乗していたクルマの所有者である52歳の男性は打撲などの軽傷を負った。クルマは市道に落ちる状態となったが、歩行者や他の車両を巻き込むことはなく、二次被害は発生していない。
現場の立体駐車場は6階建て。クルマは外国製の高級乗用車だった。警察ではスピードの出しすぎ、あるいはハンドル操作の誤りが事故の原因とみている。