国交省が事業用バスの火災事故を分析

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国土交通省は16日、03年1月から06年12月までの4年間に発生した事業用バスの火災事故についての分析結果を公表した。

事故件数は86件で、出火原因には点検整備不十分などが見られ、出火個所はエンジン付近が多かった。また、車齢別では車齢の高い車両で件数が多い傾向にあった。同省では、バス事業者など関係者への適切な点検整備に注意喚起を行うとしている。

分析は国交省が自動車事故報告規則(省令)による報告などに基いて行ったもので、衝突による二次的な火災事故や放火は除く。

これによると、事業用バスの火災事故は過去4年間で86件発生。原因では点検整備不十分(28件)や整備作業ミス(14件)、エンジンルーム内においたウエスなどへの着火(4件)などがあった。リコール対象の不具合(6件)も見られた。また、出火に至る状況では電気関係の不具合や燃料漏れが目立っており、出火個所はエンジン付近が最も多い。

このほか車齢別で見ると、比較的新しい車両でも事故が起きているが、車齢の高い車両で件数が多い傾向がある。車齢10年以上が約7割を占める。また、事業者規模別では10台以下の小規模事業者で保有車両数当たりの発生件数が多い傾向はあるものの、顕著な集中はなかったとしている。

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