10日午後、熊本県湯前町内の国道219号で、葬儀に参列していた人の列に霊柩車が突っ込み、85歳の女性をはねた。女性は近くの病院に運ばれたが間もなく死亡。警察では運転していた76歳の男性から事情を聞いている。
熊本県警・多良木署によると、事故が起きたのは10日の午後1時45分ごろ。湯前町内の国道219号で、棺を載せるために民家の玄関に横付けしようとしていた霊柩車が葬儀に参列していた人の列に突っ込んだ。
クルマはこのうち最後列にいた85歳の女性の背後から直撃。女性は近くの病院に収容されたが、腰の骨などを折っており、事故から約5時間後に死亡している。
警察では霊柩車を運転していた76歳の男性から業務上過失傷害容疑で事情を聞いているが、調べに対して男性は「アクセルとブレーキを踏み間違えたかもしれない」などと話しているという。