マツダは8日、2007年3月期の第3四半期(06年10−12月期)決算を発表するとともに、通期の業績予想を営業利益については上方修正した。
同利益は昨年11月時点より100億円多い1580億円(前年同期比28%増)としている。
4-12月の9カ月通算業績は売上高が9%の増収、さらに営業利益は28%、純利益は2%の増益だった。通期予想は売上高が前期比10%増の3兆2000億円と、11月時点より500億円の上方修正となった。
一方で、経常利益は為替の変動に伴う差損発生や持分法投資利益の減少などを織り込み、11月より100億円少ない1300億円(28%増)に下方修正した。
また、輸出船の海難事故による特別損失を第3四半期で20億円計上したことなどにより、純利益の予想も従来より90億円少ない730億円(9%増)に修正した。
利益はいずれも3期連続で過去最高となる。通期の出荷は前期より2%少ない117万台を見込んでいる。