欧州委員会は、7日、EU圏内で販売される新車のCO2排出量を、2012年までに走行1kmあたり130gまで削減する、という規制案を発表した。
2005年のCO2排出量が1kmあたり162gであることから、20%の削減となる。欧州委員会では当初1kmあたり120gとする規制案を検討していたが、自動車業界の猛反発により130gで決着した。
自動車業界では自主規制として2008年までに140gという目標を掲げているが、達成できないという懸念もあり、EUは規制に踏み切った。
この規制は各自動車メーカーに適用されるものではなく、自動車業界全体に適用されるものという。正式な決定は、EU加盟国の承認を経てからとなる。