いすゞ自動車が発表した2006年4−12月期の連結決算は、営業利益が前年同期比44.4%増の856億円となり、大幅増益となった。
売上高は同8.2%増の1兆2261億円と増収だった。国内市場では、ディーゼル排出ガス規制強化による特需が一巡したものの、同社は販売攻勢を掛けて大型トラックのシェアが上昇、販売台数は同8.8%増となった。
また、海外市場ではタイの政情不安でピックアップトラックの販売が減少したものの、その他の地域への海外進出を加速したため、小型トラックの出荷が好調で、販売台数は同2.4%増となった。この結果、売上高、営業利益ともに大幅に伸びた。
経常利益は同49.3%増の931億円、当期純利益は同80.4%増の773億円だった。