神奈川県警は24日、アルコール検知の際に使う試薬の入った検知管を警官から奪って破壊したとして、35歳の男を公務執行妨害や道路交通法違反(酒酔い運転)の現行犯で逮捕した。
神奈川県警・横須賀署によると、事件が起きたのは24日の午前8時30分ごろ。これより以前の同日午前8時ごろ、警察に対して「横須賀市内の市道にライフルを持った男がいる」、「横須賀市内の市道を歩いていたらクルマの中から狙撃された」などの通報が相次いだ。
同署員が目撃情報のあった横須賀市荻野付近の捜索を行ったところ、クルマからエアガンを乱射している男を発見。酒臭いことからアルコール検知を実施しようとしたが、男は試薬の入った検知管を破壊した。
男はそのまま逃走しようとしたことから身柄を拘束。後に泥酔状態であることが確認できたことから、公務執行妨害や道交法違反の現行犯で逮捕。警察では飲酒検知拒否の疑いもあるとして調べを進めている。