崖下に転落、脱出するも凍死

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23日午後、富山県南砺市内の国道471号で、約50m下の崖下に乗用車が転落されているのが発見された。運転していた男性はクルマから約250m離れた場所で発見されたが、凍死していた。クルマから脱出し、道路まで上ろうとして力尽きたとみられている。

富山県警・南砺署によると、警察が事故発生を認知したのは23日の午後1時ごろ。南砺市利賀村栗当付近の国道471号で、崖から約50m下に転落しているワゴン車を通行人が発見。警察に届け出た。

クルマは転落した衝撃で大破。運転者の姿は無かったが、付近の雪に多数の足跡が残っていたことからこれを追跡したところ、クルマから約250m離れた場所で倒れている男性を発見。近くの病院に収容されたものの、死亡が確認された。男性は頭を負傷していたが、直接の死因は凍死とみられている。

死亡したのは後の調べで石川県金沢市内に在住する55歳の男性と判明。男性は南砺市内のスキー場に出かけたまま消息を絶っていた。現場は片側1車線の緩やかなカーブ。警察ではハンドル操作ミスが原因で路外に逸脱。男性はクルマから脱出したものの、頭部を強打していたことから崖を上っている最中に意識を失ったか、力尽きて凍死したものとみている。

《石田真一》

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