人通りの少ない場所に誘導して、タクシーごと奪う

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19日未明、愛知県春日井市内の市道で、タクシーが後続車に乗った男に襲撃される事件が起きた。フロントガラスが割られたこともあり、運転していた59歳の男性は車外に逃げたが、客を装って乗っていた男がタクシーを奪ってそのまま走り去った。警察では後続車に乗っていたグループと客が共犯だったものとみている。

愛知県警・春日井署によると、事件が起きたのは19日の午前1時5分ごろ。春日井市東山町付近の市道を走行していたタクシーが客を装って乗り込んでいた男の求めに応じて停車したところ、後続車も同様に停止。中から出てきた男がフロントガラスをバールのようなもので叩き割った。

59歳の運転手の男性は危険を感じて車外に逃げたが、この間に客の男が運転席に乗り込んでタクシーを奪って逃走。後続のクルマもそのまま逃走した。

タクシーは約1時間後に名古屋市守山区内で発見されたか、車内に置いてあった売上金約2万4000円が無くなっていた。現場は夜間の通行量が少ない場所で、警察では客を装って乗り込んだ男は、当初から現金盗難の意思があったものとみて、窃盗事件として捜査を開始している。

《石田真一》

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