同車種を狙ってドア開け窃盗 3人を逮捕

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和歌山県警は13日、信号待ちのために停車していた軽乗用車の助手席ドアを開け、現金の入ったバッグを盗んだとして、43歳の男と18歳と15歳の少年を窃盗容疑で逮捕した。主犯の男が乗っている車種と同じものを狙っていたという。

和歌山県警・和歌山東署によると、事件が起きたのは5日の午前2時20分ごろ。20歳の女性が運転する軽乗用車がが和歌山市木広町5丁目付近の市道交差点で信号待ちのために停車したところ、助手席のドアが突然開けられ、シートの上に置いてあった現金約5万円の入ったバッグを若い男に盗まれた。男は後方に止まっていたクルマに乗って逃走した。

女性は逃げたクルマを追跡。近くの公園でこれを発見し、その周辺にいた2人の少年に声を掛けた。女性は「このあたりでバッグを置き忘れた」と、少年たちに探すように依頼。その後に少年が「バッグを見つけた」と、盗まれたバッグを差し出したため、言葉巧みに警察署まで連れて行き、同署員に「この2人にバッグが盗まれた」と身柄を引き渡した。

警察で2人を追及したところ、少年たちは犯行を自供。少年たちにクルマを貸した43歳の男の存在も浮上し、この3人を13日までに窃盗容疑で逮捕している。

少年たちが逃走に使ったクルマは、2人に犯行を命じた男が所有していたもので、被害者の女性が乗っていたものと同車種だった。3人は運転席側のドアロックを解除すると全てのドアのロックも解除されるという構造を熟知しており、このクルマに1人で乗っている女性を探して犯行に及んだとしている。

《石田真一》

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